ネキシウムの服用 下痢の副作用と禁忌に関して

ネキシウムは胃酸を強力にするオメプラゾールという薬を改良したものです。オメプラゾールは胸像異性体のS体、R体が50%ずつ存在するラセミ体です。エソメプラゾールはこのラセミ体からS体だけを取ってきたものです。R体は代謝酵素による影響を受けやすく、つまり代謝酵素の発現量など個々の体質によって効果に個人差が生じやすかったのですが、ネキシウムは個人差が起こりにくいです。また代謝酵素の影響を受けにくいため、半減期が長く効果の持続性も期待できる薬となっています。
ネキシウムの下痢の副作用に関してですが、この薬は副作用は起こりづらい薬ではありますが、あえて起こりやすい副作用を挙げるとすれば下痢が起こりやすいです。ただ下痢の副作用発生率は1%抑えるプロトンポンプインヒビター(PPI)という種類の薬です。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの胃酸過多による疾患の治療やヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に使用されています。プロトンポンプインヒビターには沢山の種類がありますが、ネキシウムは2011年に発売された比較的新しい薬です。ネキシウムの有効成分のエソメプラゾールは古くから存在以下となっているのでほとんど起こる可能性はないと考えてもいいでしょう。
またネキシウムの禁忌に関してですが、まずこの薬に過敏症のある方、つまり薬物アレルギーを起こしたことのある方は禁忌となっています。オメプラゾールで薬物アレルギーを起こしたことのある方もほぼ同じ物質であるため注意が必要です。また、アタザナビル硫酸塩、リルピビリン塩酸塩を投与中の方は禁忌となっています。これは胃酸分泌抑制によってアタザナビル硫酸塩の溶解性、リルピビリン塩酸塩の腸管吸収が低下してしまうためです。