ネキシウムは十二指腸潰瘍やお酒による胃炎に有効か

胃潰瘍、十二指腸潰瘍は現代人に多く起こっている疾患です。胃潰瘍、十二指腸潰瘍の起こる原因としては、ストレス、喫煙、お酒、ピロリ感染など様々なものがあります。ちなみに胃潰瘍は中年以降、十二指腸潰瘍は20~30代の若年層に起こりやすいと言われています。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍の治療には、胃酸分泌抑制薬などの攻撃因子除去薬や胃粘膜修復薬など防御因子増強薬が使用されます。胃酸分泌抑制薬はH2ブロッカーとプロトンポンプ阻害薬に分類できますが、プロトンポンプ阻害薬の方がH2ブロッカーより効果が強いと言われています。ただ効果の即効性の面ではH2ブロッカーの方がプロトンポンプ阻害薬より優れていると言われています。プロトンポンプ阻害薬の代表例としてネキシウムが挙げられます。ネキシウムはオメプラゾールという昔からあった薬を改良した薬です。オメプラゾールはラセミ体でしたが、その鏡像異性体のうち胃酸分泌抑制作用の強いS体だけを抽出したものがネキシウムです。
十二指腸潰瘍に対する有効性に関してですが、十二指腸潰瘍に対してネキシウムは有効です。十二指腸潰瘍は特に胃酸などの攻撃因子の過剰が原因となって引き起こされるケースが多いのでネキシウムはこの治療に適した薬剤と言えるでしょう。
またお酒が引き起こす胃炎に関してですが、これに対してもネキシウムは有効な薬です。お酒の主成分のアルコールは胃酸分泌を促す効果があります。これによって胃酸過多となると、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍を引き起こしてしまうのです。ネキシウムはこれによる胃酸過多も抑えてくれるので、この治療に適した薬剤と言えます。
もしネキシウムだけでは効果が得られない場合には胃粘膜修復薬の併用も検討すればいいでしょう。